梅雨とはいえ、この雨の降り方は異常です。
一月分の降雨量を軽く超える量が降ったら、川とかは氾濫します。
昔 政府は コンクリートから人に というスローガンで公共事業を抑制し、そのお金を新たな交付金の財源にしよう ということをやっていた時期があります。
関東のダム建設が争点で、100年に一度の大災害に備えるため、水没させてはいけない ということで、ダム建設反対! と政府は言い、その川の流域の県知事からは災害防止のためダム建設賛成!と、相反する意見の食い違いが発生しました。
困ったことに、マスコミは客観的事実を報道するのではなく、何となく前政権を非難するような論調がメインであり、色をつけた報道で世論を誘導するよう姿勢であったと覚えています。
ここ 熊本でも 川辺ダム を作るかどうか で
災害対策なのか 自然環境保護なのかで、もめていた時期がありました。
でも、その100年に1度の災害が発生し、多くの死傷者、家屋が壊れたという事実の前に、そういう論争は吹っ飛んだと感じています。
防ぐことができるのなら 少々お金がかかってもやる。 これが 結論です。
宮城県知事が海岸線に堤防を作り景観を損ねるとの非難を浴びた時、「津波から人や財産を守るためにするんです。県でできることは全てする。その責任は全て県知事である自分です。」と正面から応えた発言があったと思います。
さて、今のゲリラ的な災害による被害を一つ一つ潰すというのは 至難の業です。
ということは、災害は発生するのは当たり前だ という意識と、複数の対策というのが必要となると思います。
そういう意識で市町村や県、そして国が動いていてくれれば良いのですが、なかなか難しいと思います。
何とか 市町村県議会でそういう危機管理について活発に行政へ動いて欲しいです。
市町村県民の代表ですから、行政を動かす 大事な役割を担っていると思います。
それと 大学でも、そういった危機管理について学生たちを使って というと語弊があるかもしれませんが、地域の防災について発言し、何かしらの警告や啓蒙 そして それが学問となり発展するようにして欲しいです。
そういう意味で 学術学会 という組織が旗振り役となりきちんと動いてくれれば良いのですが、今の組織では、政治的色合いの強い組織のような気がして?と思う次第です。
雨は大事です。
これで植物が大きく育つ材料となります。
日本人が無料と考える安全な飲み水の入り口となります。
そのような 雨
考え直してほしい そう感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。