オヤジのわがまま止まりません。
おふくろが苦労して苦労して蓄えたお金がありました。
おふくろが亡くなって、今年9年目になります。
そのほとんどを オヤジは使ってしまったようです。
いくらくらいあったか 知りません。教えてもくれません。
オヤジは、パチンコや麻雀のようなギャンブルから始まり、宝くじに溺れ、そして、そんなわがままな老人をカモにする業者が間近にやってきて物を買わせ、お金をふんだくられる。。。隣に住んでいましたが、そんなおぞましいことわかりませんでした。
そうこうしていくうちに お金はなくなっていったと思います。
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そんなオヤジを押さえつけ、おふくろは必死にお金を貯め込みました。
何も買わさず、渡さず でも何かの拍子にちょっとお金をオヤジに渡すと 株に手を出し、数千万円借金したこともあります。それもおふくろが何とか返しました。
それから 小遣いさえも おふくろは渡さなくなりました。
おふくろから言わせれば、当然です。
でも、オヤジのお金に対する貪欲な心は より大きくなっていったと思います。
そして、おふくろが亡くなり、おふくろが貯めていたお金を見たら 目の色が変わっていました。
オッサンとカミサンを呼びつけ、「これかからは おれの自由にする。そして、おれが金を、おまえには土地を」と、勝手に決めつけ、実行し出しました。
土地はありがたかったです。でも、土地には固定資産税という税金を毎年払わなければいけないため、四苦八苦することになります。
そんなオヤジが今度は自分が住んでいる家の火災保険を支払うのがイヤだから、おまえが払え と言いだしたのです。
話を聞くと、もう年金しか金はないと言い出しました。
世の中 年金もない人が多い中、まだ恵まれています。
もうお金の話は止めてくれ 自分で好きなように生きてきた そのツケをなぜ息子に払わさせるのか と問い詰めました。
そしたら、もう 二度と話はしない と
もう どうにかしています。
オヤジにとっては,結局のところは あぶく銭だったんでしょう。
どういう金銭感覚をしているのか
頭をかち割って見てみたい気がします。
感謝の心、謙虚な気持ちを忘れ、生活に計画性を持たず、おれがおれが と生きてきた人の末路 と思うと悲しいです。
そして、それが 自分の親だと思うと 情けないです。
自分自身 そのDNAの一部でも引き継いでいるかと思うと おぞましくさえ思います。
オッサン パチンコなどのギャンブルには深入りしていません。
麻雀も好きですが、下手くそ その程度です。
それが良かった と 今 心底思っています。
誰でも、好きなものはあります。
道楽と呼べるものがあると思います。
でも、ギャンブルだけは その身を滅ぼすことになります。
皆さんも踏み込まないでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。