1,000円を超えた最低賃金 オッサンの時給と少し差はありますが、関東地区の人にとっては、お金より義理で仕事をしている人が多いのではと思うほどです。
最低賃金が上昇したら、雇用主はその賃金を出すため、儲けなければいけません。儲かる場合はいいですが、いっぱいいっぱいの企業さんもいるでしょう。そういうところは、価格に転価するしかありません。
すると、また値上げラッシュですが、下請けと呼ばれる企業さんは価格に転価ができません。
そうすると 元請けさんに あげたいんですが・・と話をするか しないかになります。
より安いコストで作ることができる同業者がいれば、そちらに仕事をとられるでしょう。
ということは、企業としての活動をやめるかどうかを含めて考える必要があります。
もちろん そういう企業さんですから、後継者もいません。
このようにして、企業は活動を停止していくのだろうと思います。
より安いコストで生産している企業さんも、安くできる仕組みが法律に沿っているのなら良いんですが、そうでない場合は、違うところから横槍が入り、消えていきます。
すると元請さんその部品を調達できなくなり、海外に依存することになります。
海外に依存すると為替の影響を受けてしまい、良い時と悪い時の差が激しくなってしまうことになります。価格が不確定ですから、製品の価格もまた不確定となります。
そうなった製品を好んで使うのは その製品を購入する人が「安い」とか「良さそう」と思うからですが、内実はこんな感じだと思います。
企業イメージは悪くなって買わなくなります。
あれ ドンドン 負のスパイラル を進むことになるのでは・・・・・
そして、人はもっと給料の高いところに流れていくという仕組みです。
日本ではこういうことで産業構造が変わるのではないでしょうか。
ほどほど ギリギリ このことば 非常に難しいです。
今回の最低賃金というのは このどちらかなんでしょうか
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。