会社のビルのすぐ前に川が流れています。
その川を毎日みていると、少しずつ砂が積もっているような気がします。上流のかくばった石が川の流れで、互いに擦れて丸くなり、擦れた石が砂になって下流に溜まっていくのです。
社会科の教科書には、むかしむかし、川が増水して、洪水になり、土地が肥沃になる みたいな記述があったと記憶しています。
でも、流れている川を眺めているとホントかな?と言いたくなります。
現代における洪水は、災害です。
災い転じて福にはならないのです。
それに、洪水が起きると土地の形状が変わります。それは所有者にとって大変な迷惑になります。
江戸時代まではよかったかもしれませんが、資本主義の現代では考えられません。
そういえば、ダムというのも堰き止めるから成り立つものですが、上流からの水を止めることは、そこまでに泥が溜まることとなります。そうすると、長い年月の中でダムの役割ができなくなる時があるそうです。
この泥を何処に処分するのか
そのままにしておくと、最近の大雨になると、決壊して大変なことになると思います。
これもまた大問題だと思います。
そんなことまで考えていくと、おっさんたちが今生活している地域で生活していくことで、自然に半ばさからっているんだと自覚しなければいけないとも言えます。
ゆく川の流れは絶えずして元の水にあらず、澱みに浮かぶ泡沫は・・・・
徒然草 冒頭文だったと思います。約1,000年前の言葉ではありますが、現代にも通用する言葉ではないかと思います。
安心して生活するって大変ですね。
安全に生きるってスゴいコストがかかるんですね。
そんなことを 川を見ながら思ってしまいました。
最後まで読んでいただき ありがとうございました。